※2026年8月時点での情報です
長与町にある「CAKE SHOP FAVORI」。
ショーケースには、色とりどりのケーキや季節のスイーツが並びます。
2018年10月にオープンし、今年で8年目。
お店を営むのは、福岡の洋菓子店で経験を積み、フランスでもチョコレートを学んだ店主の野茂さんです。
FAVORIのお菓子には、野茂さんのチョコレートへの深い思い入れと、長年培ってきた経験がたっぷり詰まっていました。

チョコレートがつないだ、菓子職人への道
野茂さんが菓子職人として歩み始めるきっかけとなったのが、チョコレートだったそう。
専門学校に通っていた頃、実技も勉強も決して得意ではなかったという野茂さん。
そんな中、昔から好きだったチョコレート作りだけは夢中になって取り組むことができ、「これなら自分にもできる」と思えたそう。
チョコレートの授業に特別講師として訪れた、福岡の有名洋菓子店「チョコレートショップ」のオーナーの目に留まったことがきっかけとなり、修業することに。
「チョコレートだけは、ちょっと輝けたというか」
そう振り返る野茂さんの笑顔が印象的でした。
その後はチョコレートのシェフを務めるだけでなく、ケーキづくりや製造全体の管理まで幅広く経験。
フランスにも渡り、チョコレートについてさらに学びを深めました。
「いつか長崎で自分のお店を」
そんな思いを胸に地元へ戻り、2018年にFAVORIをオープン。

オープン当初から愛される看板ケーキ
FAVORIには、オープン当初から変わらず人気を集める看板ケーキがあります。
ひとつは、四角いチョコレートケーキ。
修業時代に培った経験を生かして作られている一品です。
そしてもうひとつが、真っ赤なハート型が印象的な「アニバーサリー」。
こちらは前職時代に野茂さん自身が開発したケーキで、見た目は鮮やかな赤ですが、中身はしっかりチョコレート。
人気アーティストの方々にも親しまれていたそうで、そのことを知るファンからも長く人気を集めています。
どちらもチョコレートを得意とするFAVORIらしい、通年楽しめる看板商品です。


季節ごとに変わるショーケースも楽しみ
定番商品だけでなく、旬の素材を使ったケーキもFAVORIの魅力。
取材に伺った夏は、桃を使ったケーキがショーケースを彩っていました。
季節が進むとモンブランなどが増え、毎年、芋や栗を使った商品をそろえ、フェアなども開催しているそう。
2月ごろにはチョコレートの商品がずらりと並ぶこともあり、訪れるたびに違った味に出会えます。
「次はどんなケーキが並ぶんだろう」
季節が変わるたびに、またのぞいてみたくなりそうです。

もう一個食べたくなる”口どけにこだわって

ケーキづくりで大切にしているのが、やわらかく、とろけるような口どけ。
ゼラチンを多く使わず、できるだけやわらかな食感になるよう工夫しているそうです。
さらに意識しているのが、食べ終わった後の軽さ。
「1個食べた時に重くないようにしています」
目指しているのは、満足感がありながらも、思わずもう一個手を伸ばしたくなるようなケーキ。 見た目の華やかさだけでなく、口に入れた瞬間から食べ終わるまでを考えた、野茂さんならではのこだわりを感じます。
10種類以上のチョコレートを使い分け
チョコレートのお菓子では、商品に合わせて10種類以上のチョコレートを使い分けているそう。
同じチョコレートでも、種類やカカオの割合によって、香りや味、口どけまで変わります。
「出したい味によってチョコレートを変えないと、風味が変わってくるんです」
チョコレートを長年扱ってきた野茂さんだからこその細かな使い分け。 ひと口味わうたびに、これまで積み重ねてきた経験が感じられます。



ケーキを選ぶなら12時以降がおすすめ
いろいろなケーキの中から選びたいなら、12時以降の来店がおすすめ。
11時から12時頃にかけて商品がそろい、12時以降になるとショーケースが最も充実するそうです。
誕生日ケーキなどは、商品によって前日まで予約できるものや、2日前までに予約が必要なものがあるため、事前に相談してみてください。
また焼き菓子も贈り物や、お盆の帰省時期などには、手土産やギフトとして人気だそうです。
どれを選ぼうか迷う時間まで楽しめそうです。
長与町を訪れた際には、FAVORIでお気に入りの一品を探してみてはいかがでしょうか。



CAKE SHOP FAVORI
(ケーキショップ ファボリ)
【住所】長与町吉無田郷24-1
【営業時間】10:30〜19:00
【店休日】火・水・木曜日
【Instagram】@cakeshopfavori
