◯◯、再発見! 三代続く伝統の人形店。ひな祭り生まれの店主がつなぐ 〜節句人形だいとう〜

時津町にある「節句人形だいとう」は、今年で創業57年。
初代は佐世保の老舗玩具店で修行し、独立。
以来、半世紀以上にわたり節句人形を手がけてきました。節句文化とともに歩んできた老舗です。
店内に一歩足を踏み入れると、色とりどりの雛人形や兜がずらり。
思わず「わあ、かわいい!」と声が漏れてしまいました。

節句人形だいとう
ずらりと並ぶ雛人形

※2025年12月現在の情報です。

約17〜18年前に道路拡張に伴い現在の店舗へ移転。
ひな祭りの3月3日に生まれたという三代目店主が、伝統を守りながら現代の暮らしに合った人形販売を続けています。

お話を伺っていると、店主の口調には穏やかさと誇りが滲みます。
「節句人形って、ただの飾りじゃなくて“お守り”なんですよ。」
その一言に、この仕事への深い想いが伝わってきました。

だいとうさんでは、季節に合わせた節句用品を販売。
取材時には雛人形がずらりと並んでいましたが、2月中旬からは徐々に五月人形に移行。
夏には提灯や精霊船も販売されます。

たくさんのお客様とのエピソードをとても幸せそうに語ってくれた店主さん。
店内にはお客様の心をほっとさせる、あたたかい空気が流れていました。

いろいろな種類の雛人形

一番驚いたのは、人形や小物を自由に組み替えできること。
「この顔にこの着物を」「屏風をこっちの柄に変えたい」など、希望に合わせて自由に選べるんです。
人形、顔、屏風、小道具まで別々に仕入れるからできる専門店ならではのサービスです。
店頭には店主とスタッフがコーディネートした素敵なセットの数々が並んでいます。
お店いっぱいに並ぶ小さな顔たちを見ながら、「この子の表情が好き」「こっちの顔もかわいい」と、つい夢中に。

かわいい小物
人気のナチュラル系
五月人形

かつて主流だった七段飾りはほとんど見られなくなり、今は木目を活かしたナチュラルな2人飾りが人気。五月人形もおしゃれでやわらかな色合いのデザインが増えているそう。「五月人形も今はお母さんが選ぶ、“お母さん目線”が主流ですね」と笑う店主。確かに店内には、リビングに飾りたくなるような現代的で可愛い兜が並んでいました。

雛人形のルーツは、江戸時代の身代わりとして厄を流す“流し雛”。そこから今のように家の中で飾る形になったそうです。「昔は医療も発達していなかったから、無事に育ってほしいっていう切実な願いから始まったんですよ」と教えてくれました。

配達は、長与・時津はもちろん、長崎市内・諫早・大村エリアにも対応。
飾り付けも行っており、そうした温かい心配りが、長年愛され続ける理由のひとつだと感じました。

お店の皆さんの丁寧な説明と柔らかな笑顔、そして見ているだけで心が躍るような雛人形の数々。気づけば私も、「次は五月人形の時期にまた来たいな」とつぶやいていました。

三段飾り

節句人形だいとう
【住所】時津町元村郷855-4
【電話番号】0120-562-366
【営業時間】10:00〜18:30
【定休日】不定期(元旦休)
(Instagramで随時発信)
【駐車場】あり
【ホームページ】
https://www.ningyo-daito.jp

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