時津町浜田郷にある三晃自動車工業株式会社。車輌ボディー架装※、鈑金塗装、レッカー車製作をはじめ、24時間対応のロードサービス「HYPER RESCUE」まで手がける、まさに「車に関するお困りごとを総合的にサポートする総合病院のような」頼れる存在です。
今回は広報委員が、そんな頼れる『三晃自動車工業』さんを訪ね、お話を伺いました。
※架装とは、車輌、特にトラックの荷台部分に、用途に合わせて特殊な装備や装置を取り付けたり、車体を改造したりすること




本業はボディー屋さん
三晃自動車工業と聞くと、街で見かける車輌からレッカーの会社と思われる方も多いかもしれません。しかし「うちは何屋さんって言われたら、ボディー屋さんなんです。」と教えてくださいました。
車輌ボディーの架装がメイン事業で、トラックのダンプや特殊車輌の製作、バンパーの手作りまで、あらゆる車輌の架装に対応しています。
工場には鉄板に穴を開ける機械や板を曲げる機械など、様々な設備が揃っており、部品の入手が難しい時でも「じゃあ作る?」と自社で製作できる技術力の高さが強み。
他ではできないような加工や修理も対応しているそうです。





24時間365日対応のロードサービス
ロードサービスは24時間365日対応。
「昨日も北九州の手前まで車輌を取りに行きました。」というように、県外でのトラブルにも駆けつけています。
全国に仲間のネットワークがあるため、遠方でのトラブル時には協力し合いながら対応しているそうです。
実際、取材中にも出動要請の連絡が入り、すぐに現場へ向かわれる姿を目にしました。まさに24時間体制で対応されている様子が伝わってきます。
「台風の時はトラックが横転することもあります。」とのこと。また、数センチ雪が積もれば、坂道の多い長崎では交通が麻痺してしまうこともあり、出動要請が相次ぐそうです。「台風や雪の日は、ほとんど休む暇もないほど忙しくなります。」と、過酷な状況を教えてくださいました。
派手なデザインは技術向上を兼ねた遊び心
車輌の隅々まで施されたカッコいいロゴやヒョウ柄の塗装など、目を引く車のデザイン。その理由について伺うと、「緊急の時に出動する車輌だから、わかりやすいように。」との答えが。
塗装は、お客様への提案と技術向上を兼ねたものでもあります。「ただ塗るだけじゃなくて、柄もできるのか?やってみよう。」と挑戦し、ヒョウ柄やシマウマ柄、メッキ塗装など、部分的にデザインできるようになったそうです。
いろいろな加工を行った車輌を実際に見ることで、お客様も具体的なイメージが湧きやすくなります。「こうデザインして欲しい。」「こんな塗装をして欲しい。」といったご注文や、『同じように仕上げて欲しい。』といったご要望に、培った技術で応えていらっしゃいます。






全国の仲間と切磋琢磨
さらにはトラックのモーターショーにも2年に1回出展。そこで全国の仲間と技術交換や意見交換を行い、新しい技法や材料の情報を得ているそうです。「こういう素材を使ってみたら?」「新発売されたこれを試してみたら?」といった情報をもとに、様々な試みを重ねながら、日々腕を磨いていらっしゃいます。
地域貢献への想い
毎年、近隣の小学生が社会科見学で訪れているそうで「子供たちが喜んでくれるのが嬉しい」と笑顔で話してくださいました。
車のトラブルはもちろん、車検や点検、タイヤ交換など、車で困った際にはいつでも頼れる三晃自動車工業です。




三晃自動車工業株式会社
【住所】時津町浜田郷579-4
【電話】095-882-3143
【定休日】日曜日
【Instagram】@sanco3978
ロードサービスは 24時間365日対応
※2025年11月時点での情報です
