※2024年12月時点での情報です
創業61年の歴史を誇る「溝上製材所」は、地域とともに歩み続ける温かい製材所です。
線路沿いに佇むこの製材所は、長与町の風景の一部として親しまれています。
お話を伺ったのは常務の雄斗さん。
彼は社長の甥であり、創業者の孫にあたります。
世代を超えて受け継がれる家業への熱い思いが印象的でした。
創業当初は、丸太を製材する仕事をメインにしていた溝上製材所。
工場内には、創業時から稼働している帯ノコが今も現役で活躍中です。
この帯ノコは過去の水害をも乗り越えた機械で、製材所の歴史そのものを象徴しています。
現在は製材の仕事にとどまらず、建材の卸売りやリフォーム、リノベーションなど、住まいに関するさまざまな事業を展開しています。
さらに最近ではDIY人気の高まりを受け、個人のお客様が小ロットで木材を購入される機会が増えているそうです。
また、社長や常務は地元の商工会や青年部などに積極的に参加し、地域の絆を大切にされている事もあり、口コミでの仕事が多いそう。
地域の活動では、雄斗さんが小学生の頃、地元の祭りで木工体験イベントを手伝ったことがあり、その楽しい思い出が今でも忘れられないそうです。
「今後、今の子どもたちにも木工の楽しさを知ってもらう体験イベントを開催したい。そこから大工仕事に興味を持つ子どもが増えたら嬉しいですね」と。
その言葉からは、未来の世代への優しいまなざしが感じられました。
時代の変化に合わせて事業の幅を広げながらも、創業時からの伝統を大切にしている溝上製材所。
これからも地域とともに成長し続ける姿が楽しみです。
木材や住まいに関する相談がある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。 そこには、温かい人柄と確かな技術が待っています。
溝上製材所
【住所】長与町吉無田郷2032−12
【電話番号】095-883-2820
【営業時間】8:00~17:00
【定休】日曜日・祝日
【ホームページ】https://mizokami.jp/
【Instagram】yu.mizokamiseizaisho